【感想 第一弾】関西からカイゼン・ジャーニーの感想(というか紹介?)
カイゼン・ジャーニー図書を待ちきれず、
書籍を購入してくれた関西オフィスの仲間から感想メールが届いたので
ご紹介したいと思います。
カイゼンジャーニー読了!!
— HiroakiTategami (@htategami) 2019年5月10日
いやー面白かった!!#kaizenj
感想のML、ありがとう!🤗
— ひろもり (@hiromoriJP) 2019年5月19日
よく書けてるね。とても思いが伝わるよ。
ぜひ使わせていただきます。
ええように使わせてもらいます(笑)
ほぼ原文のままで。
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「う~~む。久しぶりに面白い本に出会ってしまった。」
というのが、読了して最初の感想。
他人に薦めたくなる気持ちがわかる。というか自分も他人に薦めたくて仕方がない。
とりあえず、部署の全体会議の場で
「めっちゃ面白いので是非読んでください。」
と3回くらい連呼してみた。
ちょっとくらい、心に引っ掛かってくれるひとがいればいいんだけど。
でも、もっとたくさんの人に読んでもらうにはどう薦めれば良いのか。
こういう本って、敬遠する人はとことん読まないし、無理やり読ませても心に響かないだろうしなあ。。。
是非とも読んでほしいと思っているのは次のような人たちです。
・どうにもこうにも、仕事がうまくいかない。
何か変えたいのだけれど、どうやって変えたらいいのかわからない。
・いままで、いろいろな改善提案をしてきたけど誰も動こうとしてくれない。
現場のレベルは低いし、メンバーのモチベーションは低いし、プロジェクトはいつも炎上しているし、そろそろ会社を辞めようかと思っている。
・「アジャイル」って言葉に興味はあるけど、自分には敷居高そうだし無知すぎてツライ。というか「アジャイル」ってWebとかアプリを開発するときに使うものなんじゃないの?自分の現場には関係ないよ。と思っている。
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と前置きが長くなりましたが、やっと本編の紹介に入ります。
この本は、一人の主人公の視点でストーリー仕立てで話が進んでいきます。
アジャイルの解説書というよりは、サクセスストーリー系の小説を読んでいる感覚です。
(自分は読んだこと無いけど、半沢直樹の小説とかこんな感じなのかな。下町ロケットとか。)
全3部構成になっていて
1部:一人から始める (一人でカイゼン)
2部:チームで強くなる(チームでカイゼン)
3部:みんなを巻き込む(会社間でカイゼン)
という流れで進みます。
1部開始時点での主人公の状態はこんな感じです。
「いままで、いろいろな改善提案をしてきたけど誰も動こうとしてくれない。現場のレベルは低いし、メンバーのモチベーションは低いし、プロジェクトはいつも炎上しているし、そろそろ会社を辞めようかと思っている。」
しかし、ある社外イベントである人(ジャーニー界隈の重鎮。ジェダイマスターみたいなポジション)から一つの問いを投げかけられます。
「それで、あなたは何をしている人なんですか?」
そして、自分はまだなにもしていない。ということに気付きます。
提案はしたものの受け入れられなかったことで終わっていた。
自分から行動に移すことはなにひとつしていなかったのだ。ということに。
「…まだ、なにもしていません。」
「今はまだです。これから、やっていきます。」
そうして、主人公の行動が始まっていくわけなのですが。
主人公がどのような行動を起こして行くか?
については、ぜひ本を読んで確認してほしいところです。
ひとつ言っておきたいことは、
「このやり方が正しいやり方です。皆さん絶対やりましょう」
というような押しつけがましいことはいっさいありません。
あくまで、問題があり、その問題を解決するために色んなやり方がありますよ。
と勧めてくれる。のが本書の基本的なスタイルになります。
2部以降は、アジャイル的なこともたくさん出てきますが、それも目の前の問題を解決するためにそういう手法が適しているからやりましょう。というだけです。
問題解決のために役立たないと思えば、あっさりアジャイル的手法を棄てたりします。
本書で紹介される問題解決の手法は実に多彩であり、
そのひとつひとつはそれだけで一冊の本が書けるというようなレベルです。
面白かったのは、第2部では師匠ポジションの人がイロイロなやり方を伝授してくれるのですが、最初からそのやり方を教えるのではなく、問題が発生したときに「こんなやり方もあるでー」と提案してくることです。
「そんなのがあるなら最初からやらせとけばイイのに」と思わないでは無いですが(^。^;)
ただ、人間誰しもうまく行っている間はそのやり方を変えることに抵抗はあるでしょうし、問題が発生したときのほうが、今までのやり方を改めよう。という機運も高まるでしょう。
そういう効果も狙ってるのかなー。と思いました。
現実でも様々な問題が発生するかと思いますが、問題発生したときはピンチではなく、
何かを変えるチャンスだと思えれば視界が開けるんじゃないかなと。
重要なのは、問題が発生したときその問題の解決手法の引き出しがどれだけあるか?
ということだと思います。本書はその引き出しの数を増やしてくれるキッカケになり得ます。
もっと大げさに言えば
「人生を変える一冊」との出会いに、
なるかもしれないし、ならないかもしれないし。
それは、読んでみなければわかりません(^^)/
最後に、私の持論をひとつ。
「現状に不満があるのなら、それを変えられるのは自分しかいない。
他人が、自分のために変わってくれるなんて、そんな都合のいい話しあるわけない。」
長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございます。
ちょっとでもキッカケになれば幸いです。
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余談
最近、年齢のせいか涙もろくなったなーと思うことがしばしばあるんですが
(自分の感動ポイントは、人が成長したな~というとき)
この本を読んでいる間も、
主人公の成長ぷりに何度も目を潤ませることがありました。ガチで!!
テンションあがる音楽聴きながらだと余計に気分が上がるのでオススメです。
自分の最近のお気に入りはゲーム「OCTOPATH TRAVELER」サントラの
メインテーマ曲が好きです。
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関西からの感想をご紹介させていただきました。
持論に共感しました。
感想を送っておくれて、うれしかったです。
図書が間に合わなかったので、
カイゼン・ジャーニーの付箋紙(赤版)とカオスマップを社内便で送っておきました。
付箋紙はさっそく目に付くところに貼ってくれたそうです。
今度は、カイゼン・ジャーニー図書の感想を紹介していきたいと思います。
では。